アドバイス

違う結果が欲しければ、違うことをしろ!

Buenasss!!!!

今日は2部Bレアル・ムルシアB のトレーニングを見てきました。

ムルシアは若くて能力のある選手がマドリードに比べて少ないので日本人選手にとってはチャンスの多い場所だと感じています。

今練習参加してる日本人選手は僕のところに来る時期が少し遅かったのでリーグが始まってしまっているのでメンバーも固まってる中でのトライアルですが最大限アピールしてもらいたいです。

家族の覚悟

練習見学後にムルシアで泊まったホテルの受付の人に韓国人かと聞かれたので、いやいや日本人だよと言うとカングインリー知ってるか?と聞かれ一瞬、ん?となったんですがすぐに韓国代表のイガンインのことだと気付いたので誰かわかるよと答えたんです。

そうするとちょっと来いと言われ、上の写真を見せられイガンインとうちの息子はバレンシアでずっと一緒にプレーしてたんだ、イガンインは1個上で早々とバレンシアでトップデビューして、うちの息子は今19歳でバレンシアBで頑張っているんだ。

だから家族ぐるみで付き合いがあって韓国の文化よくわかるんだというので、いやおれハポネス(日本人)と何回か突っ込みは入れながら会話は進んでいき、話はイガンインがどうしてバレンシアに来たのかなど事細かく話してくれました。(めちゃくちゃありがたいけど頼んではない笑)

イガンインが10歳の時にバレンシアCFの練習参加をした時は1個上の2000年生まれのカテゴリで練習していたらしく。当時そこにはフェラン・トーレス、アベル・ルイス、ビクトル・チュストらがいたそうです。

彼は1歳個上の中でも、年齢差をまったく感じさせることなくプレーしていて監督も育成のディレクターも驚き最終的にクラブは彼の才能を認めクラブに受け入れる決断をします。

しかし、クラブはFIFAの未成年の国際移籍に関するルールを考えると10歳の韓国人選手とサインをするためのハードルがあるのでイガンインを入団させる方法を何度も慎重に考えイガンインの親に提案したのはイガンインがバレンシアでプレーするは唯一の方法であった家族でバレンシアに移住すること、バレンシアに家を持ち家族で住み、働き、子どもたちを学校に通わせるという条件でした。

父は相当悩んだ結果、バレンシアでプレーするという息子の夢のために韓国にあった全てを捨てる決断をしました。

この決断には相当な覚悟が必要だったと思います。特に家族、親の覚悟ですよね。彼らにとっては人生の大きな賭けですからね。

こうして、バレンシアCFはバレンシアにレジデンスを持つ選手であるイガンインと契約をしました。

家族でバレンシアで生活をしていて、親もバレンシアで仕事をし子どもたちも学校に通っていたのでバレンシアCFでキャリアを無事に進めることができました。

家族が自分の夢のために韓国での生活の全てを捨ててまで移住してくれてるということは当時10歳とはいえど家族が自分にしてくれてることの大きさは理解していたはずなのでイガンインにかかるプレッシャーも相当でかいものがあったと思います。

家族の覚悟ももちろんそうですが彼自身の覚悟があっての成功なんだと思います。

その後彼は順調にキャリアを進め、クラブ史上初のアジア人選手のトップチームデビューを果たし、韓国代表にも選出され現在はマジョルカでアジア人同士ということで昔から比較されてきた久保健英とチームメイトとしてプレーしています。

この話だけではわからないですが確実に色々な苦労や葛藤があったことは容易に想像できますね。

今自分も共感できる部分があるのでなおさらイガンインを含め彼ら家族の覚悟にリスペクトします。

やはり覚悟がなければ何も決められないし、覚悟がなければ何もつかめない。

そして周りと同じことをやっていたら、同じ結果しか生まれない!

違う結果が欲しければ、違うことをするしかない。

覚悟を持って自分の夢に突き進んでいこう。

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