Buenasss!!!
こっちに来てから明らかにサッカーの試合を見る回数が増えてます。それはスタジアムもテレビでも。
今週やっていたスペインvsイタリア、フランスvsベルギーはかなり見応えある試合でした。
そしてどの国にも絶対的な9番がいます。これは大きな差だと思っています。
フランス戦のベルギーのルカクのゴールを見ましたか?
キーパーとの1対1でニア上をぶち抜ける技術と冷静さ。これですよ仕留めるやつが持ってるメンタリティは。
9番が日本には必要と10年以上前から言っていますが改善されていないですよね。
シビアな競争がある中じゃないと本物は育たないとこっちにいるとつくづく思います。
言葉の力
今日は言葉の力について書きたいと思います。
特に保護者の方や指導者の方に届いてくれたら嬉しいです。
よく選手に対してフィードバックをすると思うんですがこれからはフィードバックではなくフィードフォワードに変えてください。
その理由としては、フィードバックには良いところがなくむしろ悪い作用しかないのです。
そもそもフィードバックは過去を起点にして話が展開されます。
過去を振り返させられる選手の立場になって考えてみると失敗の追い体験となり過去の記憶の臨場感を強化させられることになります。
脳内では前頭前野の活動が抑制されドーパミンも抑制されます。またそれだけでなくノルアドレナリンが増加し思考に抑制がかかります。
つまり未来を良くするために行ってるはずが前に向かっていこうとする選手は思考も抑制され過去の失敗に臨場感を強く持たされるのです。
そんな時、選手の感情はポジティブなものになるでしょうか?
逆ですよね。つまらないとか苦しいって感情になるでしょう。
そんな感情で未来は良くならないんですよ。
だからフィードバックは速攻廃止するべきなんですよ。
じゃあ失敗はどう向き合えば良いのか?
フィードバックはあの場面ではここが悪かったからここをこうしなければいけなかった。みたいな感じですよね。
これは起点が過去。
次にフィードフォワード。
次プレーする時はこうゆうふうするといいよ。
これは起点が未来。
指導者が選手に投げかける問いも同じ。
さっきの場面なぜ失敗したと思う?どこが悪かったと思う?と聞くか、
次同じようなシチュエーションが来たらどうゆう風にする?と聞くのでは違いが生まれるんです。
未来の改善を目指してやってることでも言葉の使い方一つで効果は全く変わるので保護者や指導者の方にはこれからはフィードフォーワードでお願いしたいです。
失敗は大人になってもあるので大人でも自分に対してかける言葉がフィードバックかフィードフォワードかで全く異なる精神状態になるので注意が必要です。
ネガティブとかポジティブとかっていうのは言葉でいくらでも変わるんです。
言葉の力ってすごいですね!