Buenaaass!!!
今日は三日坊主のカラクリについて認知科学の側面から書きたいと思います。
なぜ認知科学の側面で話すかというと今年から認知科学に基づくコーチングのプロコーチ養成学校で学んでいるからなんです。
コーチと言ってもサッカーコーチではなくライフコーチと呼ばれるオールライフにサポートするコーチです。
こうやってブログを書いてる今も卒業課題に追われている状況ですが、何かを決意したのに三日坊主に終わってしまい自分には継続する力はないんだと思ってしまった経験がある人もたくさんいるのではないかと思うのでここにささっと書き残したいと思います。
三日坊主になってしまうカラクリの説明を始める前にまずはじめに生物に備わっている恒常性維持機能(ホメオスタシス)とコンフォートゾーン(快適な空間)を理解してもらう必要があります。
恒常性維持機能とは生物において、その内部環境を一定の状態に保ちつづけようとする傾向のことなんですがわかりやすい例を挙げると、
体温です。
日本人の平均体温は36.89℃と言われているので僕の平熱が36.89 ℃だとしましょう。
では僕が80℃のサウナに入ったからといって僕の体温は50℃にはならないですよね?
じゃあ-30℃の北極に行ったら僕の体温が0℃にはならないですよね。笑
暑ければ、身体は汗を出して体温を保とうとしますし、寒ければ身体を震わせて体温を保とうとします。
このような一定に保とうとする機能のことをホメオスタシスと言い、このホメオスタシスが誰にでも備わっているんです。
覚えておいてくださいね。
ホメオスタシス!
では続けます。
このホメオスタシスというのは精神的な部分においても作用するんです。
次にどんな時にホメオスタシスが作用するかと言うとコンフォートゾーンと呼ばれる快適な空間ではない場所に行くとホメオスタシスによってコンフォートゾーンに引き戻されます。
体温で言うと暑いところに行けば汗が吹き出し平熱を保とうとするのと同じように、快適でない状況に身を置くと何がなんでも元に戻ろうとするんです。
これが継続の敵となるホメオスタシスという力なんです。
だから三日坊主というのはある意味生物たる者当たり前に起こる自然な現象だと認識してください。
決して意志が弱いとかっていうポイントだけが続けられない理由ではないので自己嫌悪に落ちる必要はないんです。
ここからが三日坊主(ホメオスタシス)への対応の仕方なので長いですが最後までお付き合いくださいね。
三日坊主の定番と言えば早起きとダイエット。
いつも8時起きの人がおれは明日から毎日4時に起きると言って毎日早起きをするとしましょう。
これでは完全にホメオスタシスにやられてしまいます。
このやり方だと強力な意志力が必要になります。
普段8時起きの人は8時がコンフォートゾーンなわけです。なのでいきなりコンフォートゾーンの外の4時起きをしたら物凄い勢いでホメオスタシスがかかるんです。
その強力なホメオスタシスに普通の意志力の人が耐えられるのが大体3日くらいなのでおそらく三日坊主という言葉が生まれたんじゃないでしょう。
このやり方をすると、大体3日くらいするとなんかしらの言い訳を考えてコンフォートゾーン
である8時起きに戻そうとするんです。
ダイエットの場合はリバウンドがホメオスタシスにあたります。
1日2000カロリー摂取してる人が翌日から1000カロリーだけを摂取する食生活に変えて意志を持ち継続したとしても強烈なホメオスタシスによりリバウンドしてしまいます。
ではホメオスタシスに勝つにはどうすれば良いのか?
ホメオスタシスに勝つためにはコンフォートゾーンをゴール側にずらすことが重要なんです。
コンフォートゾーンをゴール側に移動させることがどうなるかというと、
ゴール側にホメオスタシスがかかるので勝手にずっとゴール側に居続けるようになるんです。
このやり方であれば意志力なんて必要ないんです。
コンフォートゾーンをゴール側にずらすやり方は幾つか方法はあるのでまた紹介したいと思います。
めちゃくちゃ長くなりましたが夢(ゴール)があるのに行動が続かないという選手はコンフォートゾーンのずらし方についてまた書くので楽しみにしておいてください。
コーチングにはめちゃくちゃ投資して学んでいるので書きたいことは山ほどあるので今後どんどん書いていきたいと思います。
脳のカラクリを理解すると行動が変わるのでめちゃくちゃ面白い。
世の中から三日坊主をなくしたいと思います!!