走らない選手はいらない。
これは4年前にサントスからインテルに移籍したガビゴルが当時の監督に言われたこと。
イタリアのサッカーとブラジルのサッカーはまるで別物。
ガビゴルはブラジルでは足元でボールを受けて得点を取るパターンが多かった。
しかしインテルでは速い攻撃が多くスペースに走り込む動きが求められていた。
監督は何度も何度もスペースに走り込むことを求め続けていたんですがそれでもガビゴルはプレーを変えることができなかった。
結局、インテルでは出場した試合は9試合。 次に移籍したベンフィカでも1試合のみ。
NEXT NEYMARと呼ばれ約40億で移籍した彼の欧州移籍は完全に失敗に終わった。
しかしその後、ブラジルに戻りサントスでは得点王になり昨シーズンもフラメンゴで35ゴールを挙げブラジルでは結果を出し続けています。
これは今までも何度も言ってきましたが国が変わればサッカースタイルが変わるんです。
だから海外挑戦といっても一括りにすることはできない。
プレーする国が南米なのか欧州なのかによっても変わる。
それくらい国によってサッカーは変わるんです。
だからブラジル人選手がブラジルで活躍したからといってJリーグに来ても皆が皆活躍できるわけではない。
特に監督がガビゴルに求めていたように足元でボールを受けるばかりでスペースに走れない選手はどこの国でも活躍するのは難しいと思います。
日本の選手でも技術的に上手い選手は足元でボールを欲しがる選手が多いのでスペースに走り込んでボールを受ける動きができなければどこの国でもレベルが上がれば活躍することは難しいです。
そうゆう選手はボールを足元で受けさせてもらえない試合では何もできなくなってしまいます。
そうなれば適応できずにチームを去ることなってしまうので、皆には足元でもスペースでもプレーできるような選手になってほしいと思います。