育成年代

試合の経験値

Bueenas!!!

先日はLasRozasの11歳の選手が大会に出場し、準優勝しました。

スペイン1部 ラージョバジェカーノなどマドリードのクラブが参戦していた大会でした。リーグ戦以外にこうやって頻繁に大会があって強豪クラブと試合ができるのはマドリードにいるメリットの1つかなと思います。

日本にいたら国際大会に参加するハードルが高いのに対してこっちにいる選手は定期的にチームとともに参加できる。

メキシコサッカー協会では18歳になるまでに国際マッチを100試合以上経験させるというルールを置いてるくらい試合の経験値を大切にしている。

実際メキシコのアンダー世代代表は世界中の国際マッチに参加してる。

メキシコ代表のライネスも16歳の時に日本の国際大会に参戦していました。

あの時は1個下だったのであまり目立っていなかったですが、その当時から期待されていた選手でした。

今ではベティスで活躍する立派な選手になりましたが、メキシコサッカー協会が与えた豊富な試合数のおかげだとも言えます。

それくらい緊張感のある公式戦の試合数は選手の成長にとって重要なんです。

こっちに住んでから大会というのは毎週末のようにどこかの地域で開催されているようなものという認識に変わりました。それくらい身近なもので国際大会であったとしてもこっちにいれば国内の大会の1つという感覚です。

国内のフェスティバルや国内のリーグ戦の経験を積んで育つとしても、それが日本なのか、欧州なのかによって数も質も全く異なる。

18歳になった時の経験値は天と地の差が生まれるのは当然ですよね。

知れば知るほど環境の差は開いていってるなと感じます。

日本には日本のサッカーがあり、ブラジルにはブラジルのサッカーがあり、スペインにはスペインのサッカーがある。

でもサッカーの最前線は欧州だ。

だから将来世界で活躍することを考えれば、欧州の試合経験を積むことからは避けられない。

レアルマドリードのカゼミロですら、ブラジルのサンパウロからレアルマドリードB(カスティージャ)移籍した当初はブラジルサッカーとスペインサッカーの違いに苦しんでいた。その当時カゼミロはサンパウロで100試合以上出場経験があったがそれはブラジルの試合の話でスペインでは0からのスタートだったためレアルマドリードの移籍当初はここじゃプレーできないと弱音を吐いていたくらいサッカーに違いがある。

ブラジルのサッカーは芝生が長くボールがあまり走らないのでリズムはゆっくりだがスペインサッカーは対照的で芝が短くボールがよく走るのでリズムは早い速い。

日本とスペインを比較しても違いがたくさんある。

LasRozasにいる選手も大会後にフィジカル面で負けてしまうから自分から体幹を鍛えないといけないと言っていました。

これからもこうやって自分で気づきスイッチが入る経験をきっかけに成長していってほしいです。

関連記事

TOP