Buen dia!
昨日はサンチャゴベルナベウに行ってきました。
昨日たまたま練習がなかった選手がいたので連れて行きました。強運だな。笑
昨夜の試合はベンゼマのサボるうまさがはっきり見えた試合でした。もちろん決定力もある前提ですが彼のサボり方はみんな参考にしたほうがいい。
自分の仕事はどこで何をすることかを100%理解してるからこそ、自分の仕事ではないことに関しては積極的にサボる。止まる。走らない。でも自分の仕事をする時になれば100でいく。このメリハリ。オンオフがあるからオンで仕事ができる。
結果昨日も2ゴール。
彼の仕事場はUltimo Tercio(最終エリア)。
ペナルティーエリアで仕事ができる選手は少ない中で彼は結果を出し続けられる。
でもすごい動きまくってるわけではない。
じゃあなんで点を決められるのか?
そこには集中力が関係してる。
彼は点を奪うことに意識を集中してる、そしてどこにボールがあるかによってオンオフをはっきりわけるから集中力が持続する。
ペナルティエリア付近にボールがある時の彼は大袈裟ではなく常にシュートを打つ準備ができてるんです。
頭でも右でも左でも肩でもボレーでもダイレクトでもトラップでもなんでも。
1人で全てをやることはできない。いや、もしかしたらやろうと思えばできるかもしれない。
でも確実に一つ一つの仕事のクオリティは下がる。それでは本末転倒。
であれば何をやるか何をやらないかを決めて自分の得意な仕事に100注いだほうがいい。
これはFWだけじゃなくて全ポジションの選手に言える。
自分が自分を知り、自分の仕事をしっかりと認識すること。
これは少し話がそれるけどDFのミリトンはボールを持った時に常に1番遠くにいるベンゼマは見ていた。後ろの選手でこの意識があることは重要。なぜなら相手が油断した瞬間を見つけることができるから。
3日おきに試合があるようなレアルマドリードのようなハードなスケジュールで試合をするクラブにいる選手ならなおさらかもしれないですが自分の仕事(プレー)以外は積極的にサボることを覚えるというのは自分のパフォーマンスの質を上げる上で非常に重要なことなんです。
日本ではサボることは悪いと教わるけど。
サボるは怠るではなく、力を溜めてるだけ。その時が来た時に爆発するための準備の時間。
でもそのかわり、自分の仕事の時間に仕事ができなければそのサボりは認められない。
だからまずは自分の仕事のクオリティを磨き上げることをやりこまなければいけない。
だって、ベンゼマがゴールを決められないのだとしたら、ただの走らない、守備しない、頑張らない、でかいFWになってるでしょ。笑
ベンゼマは自分の仕事をしっかりできるからこそ、チャンピオンズリーグで1000ゴール決めることができる絶対的存在でいられる。
カリムさん、CL1000ゴール達成おめでとうございます!!!!