世界のトップクラブで指導する指導者はたくさんいます。
ただ世界を知り、日本も知っている指導者は少ない。
今日はスペインで再開した2人の指導者を紹介したいと思います。
1人目は元レアルマドリードのカンテラコーチで現・レアルマドリードJuveniAに所属するピピこと中井卓大選手の元監督のホセマヌエルララ。
レアルマドリードの後にNew York Cityでも育成ディレクターとして活躍し、その後ジェフ千葉の育成ディレクターも4年務めた経験豊富な指導者でスペインやアメリカだけでなく日本の選手や育成にある良い部分や課題までを知り尽くしている。
2人目は元マンチェスターUやアトレティコマドリードで選手として活躍し、指導者としてもスペインのバジャドリードのユースやスペインU19代表などで監督、日本代表やコロンビアのGKコーチとして活躍しています。また日本の育成に興味を持っていたリカルドは日本にあるアーセナルアカデミーのディレクターとしても活動していた経験がありリカルドも日本の育成からTopカテゴリまで良く知り尽くしている。
日本の育成にある課題
1つ目はサッカーをしっかり教えられる指導者が少ないこと。これは2人とも話していることで世界基準でしっかりとサッカーを学び資格を持った指導者の数が圧倒的に足りていないということだそうです。
2つ目は競争がある環境。特にリーグ戦のシステム。スペインでは小学生からるホーム&アウェイで試合があるリーグ戦を戦い昇格&降格があるプレッシャーの中で競争して育成の中でも勝負にこだわってピッチに立っている。またチームからいらないと言われれば1シーズンで違うチームに移籍させられてしまうので日々のトレーニングから彼らは競争しているんです。日本の育成年代にはそういった競争する環境で勝負強さや貪欲さをもっと求めていく必要があります。
また戦術などサッカー理解度を上げてチームでどう戦うのか、チームの中で自分をどう出すのかなどインテリジェンスの部分も強化していく必要があります。
文化や教育の違いがあることは理解した上でまだまだ日本が改善できる部分はたくさんあり、特に育成年代から変えられる部分が多いので伸びしろが多い国だと2人とも話してくれました。
日本の育成環境をいきなり変えることは難しいことだけど、選手が視野を広げて自分の身を置く場所は選べるのでしっかりと選手として成長できる場所を選んでほしいと思います。