プレッシャー

勝敗を背負う選手

Buenas!!

強心臓の中の強心臓でないとW杯のような大舞台では輝けない。

PKを外したブラジル代表のロドリゴは強心臓で、彼はレアルマドリードのデビュー戦、サンティアゴベルナベウでピッチに入ってすぐに初ゴールを決めたくらい彼はプレッシャーに強い。

ただ、国を背負って蹴ったPKはそんな彼でもプレッシャーを感じたんだと思います。

ハキミのように狂ってるくらい気持ちが強い選手でないとこれくらい大舞台になると本来の力を出せない。

強心臓というのは元々のプレッシャーへの強さもあると思いますが、環境によって作られていくものでもあります。

小さい時からプレッシャーのある環境でやってきている選手はプレッシャーに慣れる。

日本の試合を見て技術で世界に劣ってるとは感じなかったのではないでしょうか。

ただ、ヘディング(空中戦)は差を感じた。

でもあと日本がもう一つ、二つ上に行くためにはビッククラブで日常から大舞台のプレッシャーの中で結果を出している選手の数が増えていくことが大事だと思います。

南野拓実はリバプールにいた、堂安律もPSVにいたが中心ではなかったので大事な場面で負けても彼らのせいとなるポジションまでではなかった。

リバプールならフィルミーノ、サラー、マネが常に勝敗の責任を背負っていた。

点を取れず負ければ南野ではなく彼らが叩かれてきただろう。

選手としてTOPに行くには日常から勝敗の責任を背負っている選手であることが重要になってくる。

そして、プレッシャーについて考えていた時に僕が2017年、2018年に行っていたブラジルのファベーラ(貧民街)の子どもたちのことを思い出しました。

そのファベーラは元アーセナルのウィリアンや現レアルマドリードのサテライトにいるヴィニシウストビアスがそこの出身でいます。

彼らは親を含め家族全員の生活を背負ってサッカーをプレーしていたんです。

そこがそのファベーラに行って1番驚いたことです。

日本では子どもに過度のプレッシャーを与えることをタブーとするのでその対極にある環境から選手が生まれてくる。

ただ、デメリットも多くあります。

でも日本の環境で育った選手たちはブラジルのそんな環境から育った選手たちと戦わなければならないし、彼らと比べたらプレッシャーに対する免疫はついていないのです。

ブラジル人だから日本人だからどうこうと言うよりはどんな環境で育ってきたかが重要です。

ブラジル代表のリシャルリソンも幼少期にアイスを売りながらサッカーをしてきて、何回もプロテストにチャレンジしてきました。

プレッシャーがあるから全てがいいわけではないが、プレッシャーがかかる場面で力を出せる選手が増えないと日本がワールドカップベスト4に入っていくことは難しいです。

選手が育つ環境を見直していくことが未来の結果に繋がっていくと思います。

ハキミくらいの強心臓が日本人からたくさん出てくるような環境が必要ですね。

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