環境を変えても自我が変わらなければ人の行動は変わらない。
自我とは評価関数である。
自分にとって何が大事で優先順位を決めるのも自我(評価関数)だ。
それは自分に対しても同じで、自分は頑固だとか優柔不断だとか人見知りだというのは外からの情報でありそう自分が思っているものであるに過ぎない。
だから自分の自我(評価関数)が変われ自分の在り方や自分が重要に思うものの対象や度合いが変わり、初めて行動が変わるのです。
だから海外に行って環境が変われば行動が変わるという絶対的な法則などは存在しないのです。
でもだからこそ、その子が持つ根源的な欲求(wantto)とその子の持つ能力を引き出して、それを元にした現状の外のゴール設定が必要なんです。
本人の個性を肯定してあげることもフェーズによっては重要ですが、それだけでは現状をぐるぐるしてしまうんです。
なので今海外で親元を離れ生活をしている選手たちの精神的な成長、選手としての成長の両方に共通して必要不可欠なその選手の欲求と能力とゴールをそれぞれの選手に対して抽出する必要があります。
それをやらずに盲目的にサッカー選手を目指してしまうと先に迷いが生まれてしまう。
燃え尽き症候群的なものもその1つにあたります。
最終的に結果はどうであれ、自分の求める道で幸せな人生を送ることが何より大事。
怪我からの復帰
昨日は12歳の選手が怪我から復帰して試合に出場しました。
嬉しい気持ちよりもやっとスタートラインに立ったという安堵の気持ちです。
彼は今親元を離れ、スペインのホストファミリーのもとで生活していて、語学は語学学校で学びながら日々家でもクラブでもスペイン人に囲まれてスペイン挑戦をしています。
今回怪我をしたことで自己管理の意識がものすごく高まったというポジティブな面もありました。こっちでは日々が競争なので怪我をすることで競争から遅れを取ってしまうということを身を持って経験したあtことは非常にプラス要素だと感じています。
2週間前にあったレアルマドリードとの試合にも出場はしたんですが怪我をしていたため短い時間の出場に終わりました。
対戦相手として試合でプレーを見せることが1番のアピールになるのですがその1回のチャンスを怪我をしていたことで十分に活かせなかった。
練習参加も1つのアピールの方法ですが試合でクラブに在籍してる選手と対峙して相手としてプレーを見せることが判断材料としては強力なんです。
ここから精神的にもプレー面でも成長していってもらいたいと思います!
