育成年代

Piano Piano

Buenass!!!

まずは先日行われたイスカルカップの結果ですがシルバートーナメントにて優勝することができました。

準々決勝のテネリフェと決勝のビジャレアルの試合は特に難しい試合でしたが結果は勝てました。

このような敵と真剣勝負ができる大会中に成長した選手たちがたくさんいたこととたくさん課題が見つかったことが1番の収穫だったと思っています。

7人制から11人制に変わっていくにつれて差が開いていくので結果だけで見ると良いのですが同時にバルセロナの2012年生まれの子達と戦って危機感を持たされました。

ただそれと同時に勝ってる部分を再認識しました。

大会が終わり様々なクラブの関係者からたくさん連絡をもらいましたがこの年代の選手はまだまだ育成段階の選手たちなので満足したら一瞬で序列は変わります。

僕の感覚では3ヶ月あればサッカー選手は変わると思っています。もしくは年代によっては1大会で変わる選手もいいます。

実際この大会も9試合を戦い著しく伸びた選手がいました。

特に守備レベル、空中戦におけるスペースの奪い合いに関しては目に見えて変化しました。

何かのきっかけで選手は化けるので成長の幅は本当に計算ができなくわからないものです。

でも一つだけ向上心を失った選手の成長は止まります。

これだけは言い切れます。

これはどこの国籍でも何歳でも同じです。

ここのくらいでいいだろうと思った選手に先はないです。

でも上を見たりきりがないし、特に下からどんどん才能が出てくるからうかうかしてられない競争バチバチの世界に身を置いたらそんな風に満足できるわけがないんです。

メッシがうかうかしてられないのはネイマール、ディバラ、エムバッペやハーランド、ガビ、ペドリのようにどんどん下から才能が出てきて自分の居場所を脅かす存在やライバル的な存在がいる世界だったからだと思います。

1年1年が勝負という1シーズンを小さい頃から過ごすのか3年間は安泰のシステムで過ごすのかでは大きく異なります。

どこに自分の身を置くか次第で基準が変わり自分の最大値をどこまでも引き延ばすことができるんです。

これは特に育成年代の成長度合いにおいて大きな差が生まれる要因だと思います。

意識高くやれとか貪欲になれなんて言われなくてもならざる終えない環境で1試合1試合を戦っていく。

しかも試合中ははっきりした評価が賞賛としても野次としても飛んでくるシビアな空気感。

そこも含めての環境が選手育成。

そして、僕は育成段階の選手に対する現在の評価を半信半疑にいつも聞いています。

なぜなら、選手育成は本当に色々なことが作用していくので良くも悪くも必ず変化があります。

この育成段階のプロセスをしっかりと気にかけて見ていくことが重要です。

それはずっと一緒にいるとかそんなことではなく、その選手に成長に必要なことを作っていくことです。

本当に周りができることなんてきっかけ作りでしかないです。

あとはほんと選手次第。

12月の頭のu11の大会にもレアルマドリードの育成年代のスカウトであるアンドレスを筆頭に様々なクラブからスカウト含めクラブ関係者がたくさん集まることになりましたが他のカテゴリの選手たちも同じで見てもらえる環境を作ることはしていっています。

だから選手はとにかく自分を高めることだけに集中してほしいです。

僕たちは僕たちにできることをコツコツコツコツ日々積み重ねていってますよ。

その日が来るのが楽しみで仕方ないです。

PIANO PIANO.

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