育成年代

スペインの育成年代の環境

Buenasss!!!!

昨日はアトレティコマドリードのスカウトと2会場回って、Juvenil(ユース)の試合を見に行ってきました。

同じ日に一緒に試合見ないかとアルゼンチンのアンダー代表のスカウトのファンに誘われていたのですが話をしなければいけないことがあったのでアトレティコの方に行きました。

僕が見に行ったカテゴリがJuvenilAの試合だったのですがアトレティコの選手は2005が主体の選手でした。中には2006の選手もいました。試合は後半の途中にアトレティコの背が低い15番のアタッカー(2006)が入るまでは0-2で負けていたのですが彼が入って試合の流れが変わり、2-2に追いつき引き分け試合を終えました。

この世代のこっちの選手はすでに数百万のサラリーをもらってプレーしている選手なのでアマチュアの試合を見ているという感覚は全くなく、コートの周りには良い原石はいないかという目線で見てるスカウトのような人たちがたくさんいます。

昨日の試合の中ではスペイン代表U17のダビドムニョスとCBの長身の黒人の子は16歳にも関わらず落ち着いたプレーを終始見せていた。

試合を見ながらずっと話していたのですがアフリカの選手にはアフリカ系の選手にしかない身体能力があるし、南米の選手には欧州の選手にないクリエイティビティがあるのに対して日本人には何があるかというとこれといったものがないというのがリアルなところです。

中盤のゲームメーカーを見ても、欧州にもいるし技術の高い選手もいろんな国にいる。

ただもし日本人がこっちで勝負していくとなるとウィングやサイドバック、CBというポジションには居場所を確保する可能性があるところかなという話をしていました。

ただこれは可能性の話なのでそれ以外のポジションでは成功できないのかという話ではないし実際に古橋、鎌田、南野、久保、遠藤のようにポジションを勝ち取っている選手もいるので結局は選手の能力によって話は変わるってことになってしまうのですが一般的には酒井宏樹、長友、乾、原口、富安、、堂安、伊藤純也、三好あたりのようなサイドのポジションの選手が好まれやすい傾向にあります。

中盤のゲームメーカーはこっちに良い選手がたくさんいるので彼らよりも優れた能力を発揮できればもちろん可能性はあります。またFWに関しては点が奪えればどこでも評価されるので1番シンプルなポジションであり、どのクラブも欲しいている。最後にGKに関しては凄く難しいポジションなのですが日本サッカーのためにもどんどん欧州の居場所を勝ち取るキーパーが出てきて欲しいです。

現状アトレティコマドリードはアフリカや南米エリアを担当するスカウトがいるんですが日本(アジア)にはいないと聞いています。

こういった現状を知っていけばいくほど危機感を感じます。

このアトレティコのスカウトは明日にはカメルーンに飛んでスカウティングしてくるそうです。

昨日はアトレティコの試合後すぐにラージョバジェカーノに移動して試合をスカウティングしてきました。

昨日はずっとスカウトについて行きましたがつくづくスカウトはサッカーが好きじゃないとできない仕事だな思いました。

それにしてもこの時期の夜のマドリードは本当に寒い!!!

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