挑戦

五度目の正直

Buenasssss!!!!!

あなたは世界1の左サイドバックと言われたら誰を挙げますか?

バイエルンのアルフォンソ デイビスやリーバプールのアンドリュー ロバートソンやマンチェスターUのルークショー、バルセロナのジョルディアルバ、レアルマドリードのメンディなど数々の選手たちがあがると思います。

僕が思う世界最高の左サイドバックはセビージャのアクーニャです。

スピードやパワーで彼より上回る選手はたくさんいますがゲームメイク能力、駆け引き、ゲームを読む力で彼を上回る左サイドバックはいないと思います。

彼はサッカーを知ってる、サッカーというゲームを深く理解してる。

各状況でベストの選択をできると言っても過言ではないくらいにサッカーを理解している。

そしてどんな勝ち試合でも負け試合でもいつでもピッチで全てを出し切れるというのは才能だと思うんです。

メッシに才能があるのは誰が見てもわかるけどアクーニャも同じように彼のプレーを1試合まるまる見れば誰でも彼がチームに不可欠だということはわかると思います。

身長は170cmそこそこで足が速いわけじゃない、メッシのような特別な技術があるわけじゃない。

でも彼は試合に欠かせないんです。なぜならどんな試合でもチームの勝利のために全てを出し切るから、監督からしたら計算が立つし、安心してピッチに送り出せるそんな選手なんです。

2018年のロシアワールドカップにも出場し、セビージャFCで活躍しているのを見るとアクーニャはあたかもその他のスター選手と同じような輝かしいキャリアを歩んできたように思われがちですが彼は下から這い上がってきた雑草なんです。

今でこそセビージャにいますが、母国のアルゼンチンでは名門クラブの門を何度も叩いたが要らないと言われ受け入れてもらえない選手だった。

ボカ、リーベル、サンロレンソなど数々のクラブを不合格になり、サッカー選手を辞めようと何度もしていたんです。

その度にお母さんが必ず時は来るわ。絶対諦めたらダメよと信じて支え続けた。

インタビューでも私は彼に夢を叶えて欲しかっただけなの。才能があるかなんてわからなかったけど私に出来ることは彼を信じ続けてあげることくらいだったの。

だから16歳でティグレ(アルゼンチン1部)のテストを受けるチャンスをもらった時もすぐに言っておいでと送り出したの。

でもアクーニャは「お母さん、もういいんだよ。何度受けても受からないし…….お金が無駄になっちゃうから」

と言ったけどいいからあなたは行って全力を出してきなさい!っていつものように送り出したの。とお母さんは話していました。

結果、そのティグレのテストも不合格。ボカ、リーベル、サンロレンソに続き4度目の不合格。

その時はアクーニャは真剣にサッカーを辞めることを考えて当時所属していた地元のクラブの練習に行かない日が数週間続いたんだそうです。

でもそこでもお母さんがあんたは自分の夢を叶えなさい!と背中を押してくれたから結局続けていって17歳で2部のフェロカリオエステのテストを受けるチャンスを掴みようやく5度目にしてアクーニャは合格となりプロクラブの下部組織に入ることができたんです。

アクーニャは16歳まで身長が伸びなかったけど17、18歳で20cmも急激に伸びたそうです。

身体的成長も手伝ってパフォーマンスもどんどん向上していき、2部のフェロカリオエステで念願のプロデビューを果たし、今に至ります。

僕が今日のブログでアクーニャのストーリーをここに書こうと決めたのには理由があります。

それは僕もめちゃくちゃ成長が遅くて身長が伸びなくて悩んでいた時期が長くあって、その時にいつか伸びるから大丈夫って言ってくれてた両親の顔を思い出したからです。

本当に支えてくれる人たちの存在って選手が1人前の選手として人として歩み始めるために必要なんです。

ワールドカップに出場するようなアクーニャのような選手でもサッカーを辞めていてもおかしくない状況にいたんです。

彼のお母さんのように信じて支えてくれる人がいなかったら今のアクーニャはなかったと思います。

こうやって信じてくれる人の存在ってのは本当に大きなものです。

それはアクーニャのように選手として成功してない僕でもわかります。

もちろん選手は誰かの支えを頼りにするんじゃなくて自分自身を信じぬける自信を持ってサッカー人生を力強く歩んでいかなければならない。

話はだいぶ脱線してしまいましたが、サイドをやってる選手たちは僕が世界最高の左サイドバックだと推してるアクーニャのプレーを参考にしてください!!

そしてアクーニャのように何度弾かれようが、自分の夢を諦めることなく最後には掴んでください!!!

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