成長

素晴らしい痛みもある

Buenas!!

フランスのストラスブールの鈴木ゆいとがデビュー戦初ゴールを取りましたね。

先日のU22の代表戦でも試合をおれが決めるんだというような気持ちがひしひしと伝わるハートの強さと1試合通して走り切れるスプリント力とゴールに向かえる推進力があるのでこの活躍には驚きはないです。

本人は今年の1月に加入してから3ヶ月以上試合に出れない中で色々な葛藤はあったと思いますが、与えられたチャンスでしっかりと結果を残すあたりのメンタリティは素晴らしい。

どんな選手も誰しも皆んなそれぞれ何かしらの葛藤を胸に抱えながら生きてる。


でも言えることは昨日までの葛藤や痛みに感謝できる日は必ず来るということ。
そして、痛みがない心地よい道だから良いわけではなく、逆に痛みは人を強くするし痛みは素晴らしい経験という形に変換できる日が来て、それすらにも感謝できるようになる。
でもだからこそ、胸に刺さるような葛藤を抱えてる選手を見たとしても痛みがなくなる場所に回避させようとは簡単にはならない。

それは自分も同じような経験をしたから痛みを乗り越えないと見えない景色もあると知っているから。

僕も選手の時は色々な葛藤があった。
僕は16歳の夏まで声変わりせず、母親の身長を抜かすことができなかったくらい成長が遅かったのもあり、フィジカル面で大きな壁にぶつかった。14歳くらいから15歳の1年間試合に全くでれなくなってほんとうに悩んだ。
毎日祈るように牛乳を飲み、親父に身体を引っ張ってもらったり、身長が伸びると言われる食材は全て試した。できることはすべてやった。
それでも身長は全然伸びなかった。

もちろん、試合に出れないのは身長のせいだけではないことも理解してた。

弱みを補うほどの強みがないから試合に出れないというのも頭ではわかっていたし、弱みを出さない戦い方というのを見つけられない自分が悪いというのも今の頭で考えればわかる。

ほんと色々な葛藤がありました。

今でも覚えているのは絶対に自分が試合に使われないとわかっているのに毎回試合の応援に来てくれてた両親を見るのが心苦しかったこと。

もちろん自分が好きでやってるし、人のためにサッカーをやってるわけではなかったので関係ないとは思い、割り切ってるつもりだったけどやりきれない気持ちともどかしい気持ちもあった。

夢を叶えようとする自分を理解し応援してくれてる人たちがいることをわかっているからこそ、目標にしてる場所と今自分がいる場所のギャップに絶望しそうになる時がある。

そして、期待というのはうまくコントロールしないといけない厄介なものだというのも葛藤してた時間が教えてくれたこと。

期待には自分が自分にしてる期待と周りが自分にしてる期待の2つがあるけどどちらの期待も悪いものではなくプレッシャーに感じるのではなく期待を前に進む力に変えられれば問題はないということも痛みから学んだ。

南米で挑戦してた時にも1年1年歳を重ねるごとに自分の目標に辿り着けてない自分にとにかく焦ってた。

でも葛藤しながら諦めず続けた時間が今の自分のベースが作られたと思う。

自分の夢に嘘偽りなく100%本気でやりきった。と言い切れるからこそ、今本気でやってる選手のサポートをできてるんだと思います。

だから選手たちには葛藤してる時間も痛みも前に進む力に変えて目標に向かって後悔することなくやりきったと思える人生を送ってもらいたいと思いサポートしています。

必ずチャンスは来る。

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