Buenas!!
今日日本はW杯の正念場でコスタリカに0-1で負けました。
1戦目でドイツに勝ったことで今日の試合は勝って予選リーグ突破が見えてくるということ格下コスタリカとの試合で勝たないといけないというプレッシャーがあったと思いますが、僕ら日本人の永遠の課題であるプレッシャーがかかった時の試合などを勝ち切るメンタリティだと思います。
昨日アルゼンチンが負ければ終わりという追い込まれた状況でメキシコ相手に2-0で完勝しました。
プレッシャーがかかった状況で決め切るメッシとエンソ。
してはいけないミスをしないアルゼンチンの選手。
じゃあなぜ彼らはプレッシャーに強いのか?
それは僕がアルゼンチンから教わった、サッカーをする上で一番大切なウエボを持っているからです。
ウエボとは根性や気合いの意味です。
ウエボがある選手はピッチで闘うとは何かを理解している、どんな状況でも全てをピッチで出し切れる選手。
僕は4年近くアルゼンチンにいましたがウエボが1番重要なんだと学びました。
どんなに劣勢な状況でも必ずチャンスがあり、どんな状況からでも勝ちに向かって全力を出し切る。
その姿勢に見てる人が勇気を貰い感動する。
アルゼンチンで僕が学んだサッカーは魂でするものであって足先でするものではない。
人の心を動かすのは上手いプレーなんかではなくウエボを持ってするプレー。
僕はアルゼンチンサッカーから学んだウエボを選手を引退した今も大事にしてます。
疲れたなと感じる時も先がわからないことに挑戦してる時もウエボを持って乗り切る。
可能性に目を向け、とにかくやり切る。
諦めずやり続けたら勝てない試合はないというか勝つまでやればいい!みたいなウエボはアルゼンチンで植え付けられたので今後の人生でも何があっても絶対なんとかすると思えています。
そんなウエボが今日の日本の試合には足りなかったと思います。
アルゼンチンにはピッチで闘えるウエボがある選手がいたから勝つんです。
スペインでプレーする選手はわかると思いますがピッチで闘えなければ試合では使えないという感覚がスペインにもあります。
イメージとしてはその10倍強いのがアルゼンチンです。
技術がある、戦術理解度があるとかいう話はウエボがあって初めて機能するもの。
だからまずはウエボ。
おれが試合を決める。
勝利のためにおれの全てを出し切る。
そんな強い気持ちを持てないやつはピッチにはいらない。
ましてや、国を代表して戦う試合のピッチにいてはいけない。
今日の試合は全員一生懸命やっているし、リスペクトがある上で正直誰のプレーにも心が震えなかった。
勝ち負けよりも自分の持つ全てをピッチに出そうとする姿勢が心を動かす。それはサッカーだけでなく人生全体に共通するもの。
アルゼンチンでは気合いや根性が見えない選手をペチョフリオと言います。
どれだけ上手くてもペチョフリオな選手は試合では使えない。
ましてや、プレッシャーのかかる試合、責任が重くのしかかる試合では活躍できない。
アルゼンチンの初戦と今日の日本は完全なるペチョフリオだった。
次戦のスペイン戦は結果は別として日本代表選手にも昨日のアルゼンチン代表のようなウエボを見せてもらいたいですね。