Buenas!!
欧州では若き才能を育てることにクラブ全体のプロジェクトとして進めます!
そしてこのプロジェクトへの力の入れ方がものすごいです。
アトレティコマドリードの育成プロジェクトとして今1番力を入れている選手は2010年のエマナです。
彼はベティスのカンテラで7歳から4シーズンプレーし、昨シーズンアトレティコマドリードに引き抜かれました。
当時10歳の選手にアトレティコマドリードは相当な額をベティスに支払いました。
また彼は12歳でかなりしっかりとした金額をアトレティコからもらっています。
もちろん、彼ではなく親がBecas Deportivasという形で受け取っているはずです。
ここらへんの詳しい話はここでは書けないのですが才能にクラブが投資するというスタンスが日本と違いすぎるという点はこっちにいるとものすごく感じます。
やはりどの点から考えても才能はこっちで育成する方が開花する可能性は高くなると思います。
このエマナのプレーは昨年末にレアルマドリードのディレクターのマヌと一緒に作ったメモリアルカップで見て、MVPに選んだ時に衝撃を受けたのを覚えています。
日本にもジュニア年代までは彼みたいなタイプの独創的なドリブラーはいるのですが、ジュニアユース、ユースになる過程で個性を抑え込まれてしまい悪い意味で普通になってしまいます。
このような問題は現在のエマナが所属するアトレティコマドリードの彼のカテゴリの監督がエマナに2タッチでプレーさせようとするなど彼のようなタイプの選手から自由を減らして制限を強めてしまうということは起こります。
ただ昨日のブログでも書いたように、スペインは一つのカテゴリに監督だけという環境はないので監督を見て評価するスカウトやディレクターがいるので育成プロジェクトとしてマイナスになると判断されれば育成でも監督は交代させられます。
こういう点を見ても、才能を伸ばす体制はできてると言えます。
そして若い才能の育成に関してはスペインだけではく、先日行ったポルトガルのベンフィカやドイツのバイエルンミュンヘンも積極的に才能をリクルーティングして見つけては育てています。
先日、サガン鳥栖の18歳の福井くんがバイエルンに買われましたがもっと若い段階でバイエルンは行っていますし、日本では報道されていない例もたくさんあります。
福井くんのケースもサガン鳥栖に400,000€という6000万円近い金額をクラブに生んだので日本のクラブも今後育成プロジェクトに投資をするクラブが出てきて欲しいです。
レバークーゼン、フランクフルト、バイエルンなどドイツのクラブも育成に力を入れているクラブがたくさんあるので今後が楽しみです。