Buenasss!!!
先日ブログで書いたレアルマドリードのスカウトのボスであるジュニカラファが今注目してる15歳がいます。
それは前にもブログで紹介したブラジルのEndrickです。
15歳という年齢くらいになると周りの動きが活発になります。
なぜなら16歳からプロ契約を結べるので現在の所属クラブであるパルメイラスは違約金を今以上に上げることができるようになります。
ほとんどのクラブが16歳になった瞬間にプロ契約を複数年結びます。なぜなら将来有望なタレントには必ずビッククラブからオファーが届き、その契約期間内に移籍する場合はクラブに違約金が入るようにできるからです。
そしてその違約金がEndrickの場合は現在220億円で設定されていますが16歳になりプロ契約になるとさらに上げることができるので15歳の段階でジュニカラファのような人物がそうゆう選手をクラブに入団させるようにする動きが活発になります。
15歳という年齢は世界では子どもではなく選手として見られるというのはこういった背景もあります。
ジュニカラファの凄いところは育成年代で突き抜けてる才能を全世界をターゲットにずっと探し続けてるという点です。とにかく目を光らせています。
才能を見つけたら選手だけでなく家族とのコミュニケーションを深めて関係を構築します。
若いタレントを発掘し、レアルマドリードにいれることに人生の全てを捧げているといっても過言ではないくらいスカウティングに彼はかけています。
彼のようなスーパースカウトがいるから若いスーパーな才能がレアルマドリードに集まっています。
そして16歳でプロ契約を結べる年齢ということを考えるとU12の選手ですらプロというのはまだまだ遠い先の話というわけではないんです。
僕は実際に2018年にEndrickがいるパルメイラスの育成年代のトレーニングを見に行ってきましたが、パルメイラスというクラブはブラジル国内で1番アンダー代表を輩出しているクラブでした。
ですがそれは決して育成メソッドがどうという話ではなく、良い才能をブラジル全土からとにかく集めてくるクラブなので競争率が非常に高いというのが1番の理由です。
日本ならありえないとは思いますが1カテゴリに40人近くいてその中から競争を勝ち抜いた選手のみが試合に出場できる環境です。
良いか悪いかは別として、もはや育成というよりもプロのようにU12であろうとシビアな競争が存在していました。
育成年代でこれだけの人数を集めてきて競わせる環境というのはアルゼンチンでもスペインでも見たことがなかったのですごくびっくりしたのを覚えています。
そういった物凄く熾烈な競争を勝ち抜くためにはそれ相応の覚悟がないと難しいでしょう。
Endrickのように15歳から世界中から注目されるということは競争を勝ち抜いたということなのでそれ自体が凄いことですがそれ以上に色々な期待を一気に背負う覚悟というのも持っていないと押し潰されてしまうようなプレッシャーと向き合わないといけないのでぶれないメンタリティが彼にはあるのだとも思います。
早くしてトップへと上り詰めようとするのであれば人として成熟していなければ無理です。
サッカー選手というのは成功すると常識的ではない金額が動く世界なので本当に特殊で異常な世界だからこそ人として成熟するスピードも求めていかないといけない。
ジュニカラファは才能はもちろん人としての見極めもするからこそ神童と言われてきた若き才で本物のスターになる人材をレアルマドリードに入れることができています。
彼の存在なくして、ヴィニシウスやロドリゴの成功はなかったでしょう。
今年の7月にはEndrickが16歳になるので8月以降の動きが楽しみです。
サッカー界では16歳が1つの節目となるのです!