挑戦

海外挑戦する日本人選手の心得

Buenasss!!!!!

今日は海外で挑戦する日本人選手が環境を選ぶ時の考え方について書きたいと思います。

1番大事なことは選手の能力が発揮できるかというところかどうか。

ここが全てです。

浦和レッズの関根選手やガンバ大阪の宇佐美選手、京都サンガの大前選手など能力があるのに発揮できずに日本に帰っていた選手たちがたくさんいるんです。

本来すごく高い能力を持っている選手なのに能力を発揮することなく海外挑戦を終える。そんな悔しいことはないですよね。

シンプルに選手の実力が関係してる場合もありますが1シーズン目から自分の能力を最大限に発揮できないと試合に出られないような競争率が高いクラブやリーグを選んでしまってるケースが多いです。

要するに適応期間を考慮せずに1年目からギリギリのラインで勝負してしまったんです。

大前提として日本から来る選手はクラブにとって貴重な外国人枠を埋める外国人助っ人なのです。

Jリーグに来る外国人選手が日本人と同じくらいの平均的なパフォーマンスだったとしたらクラブは契約更新の打診をすると思いますか??

そうです、大半の契約は打ち切りでしょう。それと同じことです。

そう、海外でプレーする日本人選手は違いを見せなければならないんです

周りと同じくらいじゃダメなんです。これを頭に入れて海外挑戦に来なければならないんです。

比較的多くの選手が1年目から自分のMAXでギリギリのラインで勝負をするという選択肢を選ぶのですがそうではなくて比較的違いを生める可能性が高いクラブからスタートすることも選択肢として持つことが大切なことだと考えています。

まずは自分に興味を持ってくれるクラブ、自分の能力を買ってくれるクラブを作ること。

育成年代の選手であれば、他の誰でもなく自分を評価して育成してくれるクラブを持つこと。

それが先々色々な壁を越えていく武器になるんです。

また全く異なるサッカー、文化に適応していく期間を考慮せずにギリギリの勝負がある環境を選んで能力を発揮できずにクラブから評価されずに消え去っていった選手を多く見てきました。

先日のブログでも触れたマルタのような小国のリーグもそういう観点で見ると日本人選手の貴重な選択肢の1つとしてみています。

もう1つ僕が気になるのが最初からビッククラブを選ぶこと

これはプロの選手はもちろんですが育成年代の選手にも当てはまることです。

今ボーフムにいる浅野選手を見てもそうで最初にアーセナルを選び、レンタルでシュツットガルトやハーノーファを転々とし結局中堅リーグのゼルビアの名門パルチザンで2シーズンプレーした。

レンタルで移籍することは良い点もあるが浅野選手の契約は出場試合数が基準に達した場合の買い取り義務があったため、あと2試合で買い取りという段階で会長は浅野選手の起用禁止を監督に指示し結局買い叩かれる形でハノーファーを追われることになったというケースがある。

そしてその後に移籍したゼルビアリーグでは得点ランキング2位になる活躍で市場価値を再びあげることができた。

ではアーセナルではなくこの選択を最初のステップとして踏めていたらどうなっていただろうか。

日本人選手が海外に来る上でもっとも重要なことは違いを作り続けるということを理解してもらいたい。

もちろん育成年代の選手でいえば自分よりもレベルの高いところで学ぶという考えはありますがそれを選ぶのであれば少し頑張ればずば抜けれるレベルを選んで少しずつあげていく方が良いと思います。

そう思う理由としてあまりにも上を選ぶとなればクラブ視点で見れば完全にお客さんになるからです。

育成年代の選手にしてもプロの選手にしてもクラブからの興味がなければ育てたいとも思われなければ、試合に使いたいとも思われないので次のステップ(2年目)はないのです。

だから選手が挑戦する場所を選ぶときにはクラブでの能力を発揮できる可能性をいろいろな側面から考えます。

そして選手には自分の能力を発揮するために必要なこと理解してもらった上でを日々能力を磨いてもらいます。

それくらい能力のある選手と能力を発揮できる選手の違いはとても大きいのです!!!

そしてビッククラブに行くことのすべてを否定するわけではないですが欧州で実績がない最初のタイミングでビッククラブに行くことはおすすめできません。

欧州の実績を持って能力を発揮できる選手として評価されていくのと能力がある選手だけど欧州でどうなるかわからない未知な選手としてする挑戦ではまるで意味が違うからです。

アーセナルへの移籍を見ても富安と浅野のケースではまるで意味合いが違いますよね。

そして浅野選手も場所の選択の仕方が違かったら富安選手のような形でアーセナルに移籍していたかもしれないですよね。

クラブからしたらマーケティングやビジネス的なメリットで動くような話は選手の海外挑戦のファーストステップにプラスに働くのかといえばそうではない。

もちろん選手がビッククラブに行きたい気持ちも理解してるけどタイミングが非常に重要だからこそここは選手には理解してもらっています。

ビッククラブは見え方も響きも良いかもしれない。そして関わってる大人は儲かるかもしれない。

でも本当にそれが選手のプラスになるのだろうか??

選手の能力やタイミングによっても変わるので一概に何が良くて悪いというのはないのですが、エンブレムで安易に選ぶのではなくあくまで自分の能力を発揮できる場所かどうかも含め慎重に考えてもらいたい。

片山堅仁/Katayama Kento

片山堅仁/Katayama Kento

スペイン在住のサッカー専門のコーディネーターです。 年間約100名を越える選手のサポートをする為、スペインだけでなく欧州の様々な国のクラブに足を運び、選手のサポートを行っています。 過去サポートした選手は1000名以上。

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