Buenasss!!!!
昨日はファベーラからレアルマドリードまで辿り着いたVinicius Tobias 18歳の代理人のヘナトとゆっくり話をしました。

Viniciusは両親に色々な問題があり幼少期に親からの愛情を受けずに育ちました。そんな状況下でヘナトの家で生活させている期間があったり、色々なことを教えたのはヘナトでした。
だからviniciusにとってヘナトはお父さんみたいな存在なんです。
ヘナトは2014年にファベーラの子どもたちに光を見せるという目的のもと42人のファベーラの子たちを連れてポルトガルに行きました。
でも子供たち全員がパスポートすら持っていない状況で中には両親が警察に捕まっている状態の子もたくさんいて飛行機を買うお金が全くなかったんです。
そこでヘナトが色々な大人に声をかけなんとか全員の費用を捻出してポルトガルに42人ものファベーラ出身の子たちに違う世界を見せる機会を作りました。。
まさにその中の1人がVinicius tobiasです。
ヘナトは言っていました。
生まれた場所がどこであれ、違う世界もあるという光を見せることが彼らにとっては大事なんだと言うんです。
ヘナトは数少ない多くの子どもが悪い道(ギャング、麻薬密売など)に行ってしまうファベーラの現状に光を見せようとしている人なので僕は本当にリスペクトしてるんです。
もしかしたらヘナトの活動で救われる子は数少ないかもしれない。
でも実際にViniciusの人生を変えるきっかけを与えたのもヘナトです。
今はVinicius自体がファベーラの子どもたちの光になり、生きる希望になっています。
そしてヘナトはファベーラ出身ということでマナーがないとかモラルがないとか知識がないと見られるというマイナスなところからスタートするということも子どもたちに伝えているそうで、だからこそbuena persona
(良い人)であることの重要性を子どもたちに説いてるんです。
1番は人や物に対するリスペクト。
選手ではなく人として評価されることがまず必要と教えるんだそうです。
僕もそこは全く同じ考えです。
性格がシャイだろうとオープンだろうと何歳だろうと男であろうと女であろうと人へのリスペクトがない人間は何をしても人はついてこない。
だから選手には人としてのTOPを目指してほしいんです。
そういった意味でTobiasは必ず成功すると確信しています。
彼の周りにいる人間を見れば一目瞭然です。
何より大事なのはプレーはさることながら人としてTopであることです。
彼にはそれがある。
現在18歳。
これから数年後には世界1の右サイドバックになっているでしょう。
本当に楽しみです。
ただ一つだけ。
レアルマドリードのトップに上がるにはVINICIUS JRがスペイン国籍を取得して空く外国人枠の1つを久保くんと競う形になるので彼には上がってもらいたいですが日本人の僕としては久保くんがレアルマドリードのトップまで辿り着くことも日本の子どもに夢や希望を与える大きなことなので非常に複雑ですが本当に頑張ってもらいたいです。