Buenas !!
先日、レアルマドリードのU23以下の選手のスカウトを担当するハビエルと話してきました。
彼はレバンテUDではトップチームのダイレクターとしてスカウティングやメソッドを担当した経験があり、グラナダCFではトップチームのスカウトや育成年代のディレクターを経験してるので各年代で各ポジションで何が必要かを理解しているので話してるとトップまで上がる選手のイメージが明確にイメージできます。

いつも思うのは選手が将来プロで勝負したいなら彼が見てるこのラインに乗る必要があるなと。
このラインというのはレアルマドリードやレバンテUD、グラナダCFとは関係なくそれがどこであとしても選手の実力、パフォーマンスによって選手がプレーするクラブが良くも悪くも変わっていく環境です。
要するにプロへの競争の世界です。
そのために重要なのは選手をクラブが持つインターナショルアカデミー(外国人選手用)の選手としてクラブに入れないことです。
なぜならプロを目指す選手にとってはベストな選択肢ではないからです。
だから数あるクラブの中でもインターナショナルアカデミーとしてではなくカンテラ(チーム)でトレーニングできる可能性があるクラブにしか自分たちの選手は送らないです。
もっと言えばトレーニングしたその先に可能性が見えないクラブには送らないです。
もちろんその可能性は選手によっても異なります。
この入り口を間違えてしまったら、その選手が僕が言うラインに乗る可能性はほぼ0になってしまうからです。
クラブのエンブレムが付いたウエアを着てるのでパッと見だけではわからないんですが、誰と練習してるかを見れば違いは一目瞭然です。
だからブランド(ネームバリュー)だけで判断することなく、そのクラブに誰が関わっていて今いる場所にどうゆう繋がりがあるかを見ていかなければ先に繋がってない場所で勝負することになってしまいます。
今の満足度を取るのか?
将来の大きな満足度を取るのか?
という話です。
0から外国人として勝負するということは最初は実績も信頼も0からのスタートなので自分の実力以外の部分にも向き合ってマイナスからでもコツコツ積み上げていく覚悟がなければ将来大きなものを得ることなんてできないと僕は思います。
遠回りに思えるような時ですらも必要なプロセスと捉えてジャンプする瞬間に備えてコツコツやり続けられるかが大事です。
皆んなは短期回収できるくらい小さいものを獲りに行ってるわけではないと思います。少なくとも僕はその認識で選手に向き合っています。
大きな夢を追えば簡単な道ではなくなるので色々な壁にぶつかり葛藤しながら進んでいくことになるでしょう。
でもだからこそ挑戦のしがいがあるし、一度きりの人生の時間を捧げる価値があると僕は思うんです。
大きいジャンプの前には必ず大きくしゃがむ時間がある。
ジャンプまでの過程も楽しんでいこう。